PIC関連リマインダ

 

2015/11/8 現在 

 

<ご注意>

 このTIPS集は、私こと「どよよん無線技士」の初老性健忘症を補うべく、PIC関連のノウ ハウをまとめておこうというものです。blogに散在する作成時に躓いたことを中心に、インターネットのOM諸氏の有益な情報のパクリま で、ひとまず書き留めておきます。

 H … ハードウェア関連 S … ソフトウェア関連 T … ツール関連 P … PIC仕様・機能関連

 

TIPS

関連型名

内容


T

 .cinitの処理

MPLINK

 MPLINKが勝手にはき出す高級言語用の初期値データ。消すことができない。 MPASMによるリロケータブルな開発では、特に気にしなくてよい。

H

 MCLRのプルアップ

全般

 MCLRのプルアップが甘いと、PICに手を近づける等で誤動作を起こすため注意が必 要。

T

 RB4がPGM端子の場合

PIC16F648A

 RB4がPGM端子併用の場合、低電圧書込OFF(_LVP_OFF)をコンフィグ指定 で明示的に入れないと焼けない。

P

 独立したコンパレータ  PIC16F689等  一般のPIC技術書にあるコンパレータ例は、比較的古いPICがサンプル。2個のコンパ レータを完全に独立に使用できるものもある。

S

 movfwの怪

MPASM

 RegファイルとWレジスタ間のデータのやりとりで、言語仕様上にない「movfw」と いうニーモニックがエラーにならず、「movf Reg,W」と同様に使える・・・が、記述ミスに注意!(気づき難い)

P

 PORTBの内部プルアップ

全般

 PORTBの内蔵プルアップは50KΩ程度と高いため、ノイズに弱くなる。PIC直近の スイッチ用プルアップなど以外には使わないこと。

P

 アナログポートがデフォルト

全般

 コンパレータやA/D変換等に使うポート「ANx」は初期状態で「アナログポート動作」 がディフォルトのため、デジタルI/Oとして使用する場合はANSELの初期化が必要。

T

 MPLAB X IDEでPICKit3を 使う場合の初期設定

MPLAB X IDE
PICKit3
 MPLAB X IDEでPICKit3を使ったPICへの書き込みをする場合、その Projectのプロパティで、書き込み時のPower供給をPICKit3
から与えるように設定すること。電圧は「3.25V」でよい。(

T

 Midrange-PIC16Fシリーズ のクロックが 「PLL有効」

MPLAB X IDE
XC8
 MidrangeのPIC16FシリーズでPLLによりクロックの高速化が可能なものの Configビットのディフォルトが「PLL有効」となっている。
 高速化不要の場合、#pragmaに「PLLEN=OFF」を設定すること。(
 (※)…関連記事

どよよん現象